プロフィール

登美ノ勝也

Author:登美ノ勝也
武将について語りたくて「天下侍魂」というHPをつくりました。織田信長の家臣団とその六大軍団長たちの家臣団、戦国・室町・鎌倉の大名達とその家臣団について探求していきたいと思います。
リンク先のHP「天下侍魂」ぜひ御笑覧くださいw


最近の記事


最近のコメント


最近のトラックバック


FC2カウンター


月別アーカイブ


カテゴリー


乱戦

「このお、仲間をやりやがって」
「手加減したら、調子こきやがって、もう、殺してやるぞ」
「こいつらの腕前、侮れん。三対一でいくぞっ」
弾正の的確な指図に僧兵たちの連携がよくなった。

「むっ」この人数に薙刀、さすがに部が悪いか。
我らも体制を立て直さねばと奇妙丸が考えたその時、
「火炎弾!」
於八が敵方の足元に懐から球状の塊を取り出し叩きつけた。
一面に煙幕がふきだし、周囲はさっぱり見えない。
それに、とにかく咳き込む程煙たい。
「うわ~」
「於八、それ使わないほうがいい!」と奇妙丸も思わず動揺する。
「火薬調合に失敗したでござる」破裂弾で吹き飛ばすつもりが予想外のことに焦る於八。
「確実にひとりずつやる!それ大事!」と煙の中なんとか敵を捌く鶴千代。
「殿、分が悪うござる」と於勝も断じる。

「殿!あぶない」奇妙丸への背後からの奇襲者に手裏剣が突き立った。
「なにやつ!」突然の乱入者に邪魔された僧兵方は動揺を隠せない。
「殿、加勢つかまつりまするっ!」黒装束をまとった集団が、いつのまにか、屋敷や塀の屋根上から中庭を見下ろしていた。
「頼む!」
たちまちのうちに攻守の形成が逆転した。
劣勢と判断した弾正は退き時とみた。
「にげるぞ!」
「ひけひけ~」
「おぼえてやがれ~」僧兵たちは一斉に逃げ始めた。
寺の裏の水門からヒラタ船が出港する。

船のない奇妙丸たちは見送るしかなった。
「準備のいい奴らだ」
「これで、この辺りからは手を引くだろう、城に戻ったら各地に緊急手配しよう」
「皆、怪我はないか」
「かすり傷でござる」

「ところで、お主達は」
「甲賀流の伴十左衛門が子、一郎に御座いまする、次郎、三郎、四郎、五郎にございまする」
「騎馬で駆けてゆくところを見ましたので、一大事かと思い追いかけて参りました」
「隠密の検分のつもりだったんだが」
「ばればれか」
「いや、まさか奇妙丸様が御人数の内におられるとは思ってもみませんでした」
「お主達の腕前きにいったぞ、我の侍になれ」
「はっ、有難き幸せに御座いまする」
「では、助けたこの人たちを家に送ってやってくれないか」
「承知つかまつった」
「それから領主の多治見殿も疑わしいので気を付けて様子を見届けて欲しい」
「大役、有り難き幸せ」
「お主たち兄弟に今日の褒美をやるから、明日にでも岐阜城にきて、青直垂のものに声をかけてくれ、城外で待たせることになるが、必ずあおう」
「承知!」
「では、鶴・勝・八、帰ろう」
「おう」
流石に命を懸けた乱闘に、未だ気持ちが昂ぶっているようだ。

banner_02.gif
↑(^▽^)>ここを一発クリックで一票のご協力を宜しくお願いしま~す”

ブログランキング・にほんブログ村へ←こちらのランキングにも参加しています
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿



管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://tugami555syou.blog94.fc2.com/tb.php/680-a9035b1b

 | BLOG TOP |