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登美ノ勝也

Author:登美ノ勝也
武将について語りたくて「天下侍魂」というHPをつくりました。織田信長の家臣団とその六大軍団長たちの家臣団、戦国・室町・鎌倉の大名達とその家臣団について探求していきたいと思います。
リンク先のHP「天下侍魂」ぜひ御笑覧くださいw


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織田冬姫、登場です(妄想小説のつづき

奇妙丸と同じ姿をした若武者が頬を赤らめる。
「そんなにまじまじ見られたら、照れるではないかっ」
「冬姫さまぁ~何故このような男装を」
冬姫の艶やかな姫姿の正装が好きなので少々残念そうな鶴千代。
「私も男子のお仕事をしてみたいのです」きっぱりとした冬姫だ。

小姓の間には、金森兄弟、佐治兄弟、森兄弟が控えていたが、
昨夜奇妙丸の命じたように、朝紫直垂と白直垂の着替えを2着奇妙丸の間に用意していた。

冬姫が奇妙の間から、男装をして現れた時には三人同様に慌てたものだが、
今は、三人の驚きをみてしてやったりな気分だった。
特に森兄弟は兄・於勝の驚き顔に大満足だった。

「うむ、であるから、鶴千代、於勝、於八、そのほうら儂についてまいれ」
「殿~、私たちは」 小姓の間に控えていた金森、佐治、森兄弟が失望の声をあげた。
奇妙丸が、鶴千代、於勝、於八達を驚かせるとあって、
朝早くから準備を手伝っていた金森、佐治、森兄弟衆は、
内心三人を驚かす仕掛け人のつもりでいたので、
事情通の自分たちが、奇妙丸から同行者に選ばれると思っていたのだ。

「冬を私だと思って、一生懸命お仕えするように」
「よろしくね、皆さん」姫の笑顔に、兄弟衆の表情が瞬時にきり替わるのが第三者からでもわかった。
「はい!承知いたしました!」
「冬姫様、私たちになんなりとお申し付け下さい、我ら粉骨おつかえいたします!」

「では、行ってらっしゃいませ、殿!」慇懃に送り出そうとする兄弟衆達である。
「うむ。であるか」(おまえたち、なんか嬉しそうだなあ)
「冬、暮れ時には戻る。たのんだぞ」
「はい、お兄様」
「では、ゆくかっ」
「はい・」
(三人とも、なんか残念そうじゃないかっ)と奇妙丸は突っ込みをいれたくなる。
「鶴様、於勝様、於八様、お兄様をお願い致します」との冬姫の言葉には、
「大船に乗ったつもりでご安心下され!」於勝が素早く応えた。

奇妙丸は今年14歳。弘治元年(1555年)生まれ。
まだ戦には出陣した事がなく、気持ちだけが勇立つ年頃である。
信長が12歳で初陣を飾った事に比べると遅いといってもいい。
鶴千代は弘治二年(1556年)生まれ、人質に来てからは年齢の近い奇妙丸と打ち解け兄弟同然である。
於鶴は永禄元年(1558年)生まれ。少し年下ではあるが体格が良いため他の三人とも見劣りがしない。
於八は奇妙丸と同じ弘治元年(1555年)の生まれである。奇妙丸の乳兄弟として育ち、気心の知れた仲であった。
冬姫は、奇妙丸と仲の良い妹である。
この年齢に達すると、女子のほうが、伸長が伸びるのが早い。
背丈はもう奇妙丸とほぼ変わりないので、紫紐に白い直垂姿は一瞥するだけでは奇妙丸とは見分けがつかない。
また、快活で行動が素早い性質は、血をわけた兄弟ならではである。
冬姫がもし男子であったならば、奇妙丸と後々どちらが織田家を相続するか跡目争いが家中で起きたかもしれない逸材だった。
信長もこの利発な娘を、生駒御前の形見と、奇妙丸に増して愛しており、
京から帰還する時には冬姫への土産をかかしたことはないほどの大変な気にいりようであった。


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