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登美ノ勝也

Author:登美ノ勝也
武将について語りたくて「天下侍魂」というHPをつくりました。織田信長の家臣団とその六大軍団長たちの家臣団、戦国・室町・鎌倉の大名達とその家臣団について探求していきたいと思います。
リンク先のHP「天下侍魂」ぜひ御笑覧くださいw


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小説?

「織田信忠 奇妙道中」

 時は永禄12年(西暦1569年)。1月に京都で争乱があり、それ以来、この城の主である織田信長は、
席を温める間もなく、隠密裏に京都と岐阜を度々往来している。
 奇妙丸・茶筅丸兄弟は、再び上洛する父・織田信長を岐阜の城門まで見送っていた。
美濃・尾張の政事を一任された奇妙丸は、父の代わりというその重責に身を引き締めた。
父の騎馬列を心配そうな目で追っている。その険しい横顔をみて、
 「兄上、何かして遊びませぬか」
 次男坊・茶筅丸が、緊張をほぐそうと気を使ったつもりで声をかけた。
「ふーっ」と大きく息を吐き、あきれた顔で真横をみる奇妙丸。
「緊張感のないやつだなあ」
 誤解されるのも次男の宿命である。自分の気持ちを汲んでもらえず少しムっとしたが、
「では用心の為、火の元確認に、お先に失礼いたします」とさっさと気持ちを切り替え、
兄に一礼して、本丸御殿「千畳敷き」裏の信長家族の暮らす居館「濃御殿」へともどって行った。

(どうしたんだ)
茶筅丸はこれから、岐阜城搦め手側の五百貫櫓の当番を命じられ、
毎日そこに詰める事になっているので、その準備もあるのだろうと考え、
奇妙丸も自分の務めを果たすべく、本丸のある山頂へと向かって歩み始めた。

岐阜城本丸。
「やっと人心地着いた。いやあ~、父上は毎日よくここまで登ってくるよ」
「殿を鍛える親心なのではないでしょうか」
「え 」
奇妙丸には、信長が家中より選んだその道の一番の家庭教師達が日替わりで、
10年間、みっちりと生きる術を教え込んできていた。
「父上は我を鍛えるのが好きじゃなあ」
奇妙丸の乳兄弟、於八の父・梶原平次郎が、奇妙丸の捌く仕事をもってきた。
「殿、早速でございますが、東美濃の多治見修理亮殿から、最近、多治見城下に怪異の噂が出回り、
住民が不安がっているとの上申が御座いました」
「むう。武田の間者が流言をまいておるのではないのか」
「それが、多治見領内の妊婦が次々と神隠しにあっているようで」
「そ それは、一大事じゃ」
「多治見殿には、我配下の紫直垂のものたちを捜査に向かわせると伝えておいてくれ」
「はっ」
岐阜城下には、紫の生地で衣服を揃えた奇妙丸直属の若衆達が、警察業務を行っている。

昔、那古屋城下では父・信長の集めた若衆がバサラな格好で徘徊していると評判だったが、
今の世では、
美濃・尾張太守の息子なのだから、奇妙丸の若衆達は恥ずかしくない身なりでいなさいと、
父から厳命されている。
そこで思案をめぐらせ、
かつて京都貴族を震え上がらせた平ノ清盛の「赤かむろ」部隊を真似して、衣装を統一したのである。

***************
なんか降りてきたので、書き出してみました(笑。
完全妄想ですから。

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